- 国宝明通寺門前区
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坂上田村麻呂の創建といわれる古刹。
檜皮葺きの本堂と三重塔はいずれも鎌倉時代の創建で、建築物では県内唯一の国宝。
薬師如来坐像、降三世明立像、深沙大将立像、不動明王立像のいずれも平安時代後期の作といわれ、国指定の重要文化財。
4月の花祭りの日には甘茶がふるまわれます。
境内の一角に地元出身の児童文学者山本和夫さんの石碑が建てられています。
- 白鬚古墳平野区
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小浜では数少ない前方後円墳です。今は後円部に神社が建てられていますが、5世紀後半の古墳といわれています。
全長60メートル、前方部24メートル、後円部32メートル、周濠は10~15メートルもっていたが、今は埋められてます。
- 太興寺古墳群太興寺区
- 前方後円墳や円墳5基が点在しています。小浜市指定史跡。5世紀後半の築造。
太興寺の集落全体が奈良時代の太興寺廃寺の跡地ともいわれており、かつての国府跡との見方もあります。
- 小浜市名勝 三番滝池河内区
- 池河内集落から4キロ上流にある落差30メートルの名曝。二番目の滝壺脇には不動明王が祀られています。かつて雨乞いがおこなわれていたパワースポットの名残です。
滝のそばを通る道は、かつて「池河内越」と呼ばれた鯖街道の一つでした。林道の先は中央分水嶺です。
- すり鉢やいと(法雲寺)四分一区
- 集落の川向こうにあった茶臼山城主、多伊良太郎の守り本尊であった地蔵菩薩坐像が祀られ、中風に御利益があるといわれています。逆さにしたすり鉢の上でもぐさを焚き、その下をくぐる「すり鉢やいと」(7月1日早暁)には毎年多くの方が訪れます。
ご本尊の地蔵菩薩坐像は、小浜市の文化財に指定されています。
- ビオトープ癒しの里三分一区
- 大規模圃場整備にともない、自然と共生する土地改良事業ということで、住民の手作りで整備したビオトープ。
糸トンボや水すましなどの水生動植物が保護され、ホタルも多く飛び交います。唯一「めだかの学校」がみられます。キャンプでも利用されています。
- 人の駅 面山碑上野区
- 面山和尚は江戸時代の禅宗の名僧です。小浜藩の菩提寺空印寺の住職でしたが、上野区の永福庵に隠居し晩年を過ごされました。庵は他所へ移転となりましたが、その跡地に碑が建てられ4月17日には「面山忌」が営まれています。小浜市は面山さんの業績を讃え、「人の駅」に指定しました。
- 隣向院東市場区
- 旧国分寺の大伽藍に隣接した森に建設された寺院。十一面観音像は泰澄大師の作といわれ、17年に1回ご開帳となる。
- 太興寺廃寺太興寺区
- 小浜市内で最も古い瓦を葺いた寺院で、8世紀には存在していたと考えられる。
- 長福寺平野区
- 観音堂に安置されている十一面観音像は同地区にあった真言宗の吉祥寺の本尊であったが、戦乱の中で廃寺となり長福寺に祀られたといわれている。
- 永福庵跡上野区
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面山和尚が空印寺の住職を隠居して現在の石碑の場所に庵を建て、住まわれていた。明治16年(1883)に奥田縄に移転。
永福庵の山門だけは、今の太興寺のお寺(栄松寺)に移され現在も使われています。
- 法雲寺四分一区
- 同寺の地蔵菩薩坐像は中風除けとして有名。
茶臼山城主であった多伊良太郎のお守り仏であったといわれている。毎年7月1日の早暁に「すり鉢やいと」が行われる。
行事 |
時期 |
由緒 |
弓射ち神事(平野区) |
3月上旬 |
大蛇退治の伝承行事 |
田の神まつり(各区) |
5月下旬 |
子どもみこしが家々を回る |
はったい祭り(三分一区) |
6月28日 |
神社にはったい粉をお供えする |
地蔵盆(各区) |
8月23日・24日 |
子どもたちがお地蔵さんをお祀りする |
八社さん(上野区) |
4月17日・18日 |
火の神を祀る祠にホラ貝を吹いて登る |
権現講(門前区) |
7月18日 |
山中のお社にホラ貝を吹いて登る |